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国連WFP、医療NPO「ロシナンテス」とスーダンで連携

国連WFP、医療NPO「ロシナンテス」とスーダンで連携
国連WFPは昨年12月、スーダンで医療支援活動などを行っている日本のNPO法人「ロシナンテス」と初の連携協定を結びました。

ロシナンテスと協力しながら、北コルドファン州において支援活動を行います。当初の連携期間は6ヶ月です。

北コルドファン州は、中度ないし重度の急性栄養不良の割合が22.4%と、スーダン国内のなかでも高くなっています。世界保健機関(WHO)はこの数値が15%を超えると緊急事態としていますが、それをはるかに上回る値です。

国連WFPとロシナンテスは、同州のウンム・ダーム・ハジ・アフマド地域にある8つの保健施設で、生後6ヶ月から5歳未満の急性栄養不良の子ども5000人、および妊婦や授乳中の母親に対する栄養支援を行います。

また、保健省や他の連携組織の関係者、および子どもの世話に従事する人たちの能力向上のための研修や、地域の人々を対象に、栄養不良の原因やその影響などに関する啓蒙活動も検討しています。

国連WFPはロシナンテスと緊密に連携し、栄養強化食品およびその他の支援物資を提供するほか、能力強化のための研修を手助けする予定です。