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ネパール地震被災地支援 27万人に食糧が届く

ネパール地震被災地支援 27万人に食糧が届く
地震に襲われたネパールに、国連WFPは新たに職員82名を派遣し(予定含む)、急ピッチで緊急食糧支援や救援物資の輸送、ならびに情報通信支援を進めています。

食糧支援
国連WFPはネパール政府より、アクセスが困難な山間部などでの食糧配給を担当してほしいとの要請を受け、5月5日までに、最も被害が大きかった6つの地区に向け、栄養強化ビスケットや米など50万人分の食糧を発送しました。そのうち5つの地区では26万7千人への食糧配布がすでに完了しています。

物流・情報通信支援

国連WFPは支援の世界における「物流のリーダー」として、30を超える支援団体のスタッフや救援物資を被災地へ運ぶなどの物流支援を行っています。しかし、最も被害が大きかった地域は険しい山に囲まれ、そもそも車が通行できるような道が存在しなかった箇所が多々あります。山の地形や地すべりの発生などにより、物資の輸送は困難を極めています。アクセスが困難な山間部の村では、救援物資を運ぶためにヘリコプターも使っており、今後、ヘリコプターの機数を増やす予定です。

さらに、被災地でさまざまな支援団体が活動を行えるよう、連携する通信会社などと共にインターネット接続環境を整備し、各団体に提供しています。

カズン事務局長、ネパール訪問

先週、アーサリン・カズン国連WFP事務局長が3日間にわたりネパールを訪問し、被害の大きかったゴルカ地区などを視察しました。「モンスーンの季節が近づいており、時間がありません。モンスーンの到来前に、全てを失った人たちのところに効率よく迅速に物資を届けなければなりません。食糧に加え、防水シートやテント、浄水剤も必要です。今回の支援活動は広範囲にわたり複雑なため、さらなる財政支援が必要です。」とカズン事務局長は訴えました。

カズン事務局長はまた、世界7大陸最高峰踏破を目指すネパール女性登山隊「7サミッツウィメンチーム」のメンバーとも会談しました。このチームには、子どものころ国連WFPの給食を食べて育ち、2008年に17歳でエベレスト登頂を果たしたネパール人女性の登山家、二ムドマ・シェルパさんも含まれています。「7サミッツウィメンチーム」のモットーは、「共にさらなる高みを目指す」。この言葉は、国連WFPのネパール支援にも通じるものがあります。

国連WFPはさらに支援を拡大し、今後3ヶ月間で140万人に食糧支援を届ける予定です。活動費用はおよそ約140億円です。また、ネパールで活動する様々な支援団体の活動を支える物流や情報通信サービスの提供を行うために、さらに40億円が必要です。

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